債務整理はどのくらいの期間がかかる?

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債務整理はどのくらいの期間がかかる?

自己破産以外の債務整理について

己破産以外の債務整理についてかかる期間については、そのケースによって違うことがあります。
任意整理のように当事者の話し合いで私的に和解する場合は、一般的に4ヶ月程度と言われていますが、ごくまれに、相手先の金融機関と折り合いがつかないと、交渉が決裂して訴訟に発展することもあります。
また、個人再生の場合は、住宅ローン以外の借り入れの元金部分を減額してもらうことができますが、地方裁判所を通すため、手続きまでに何ヶ月が要し、裁判所から返済計画の許可が降りるまで半年ほどかかる場合もあります。
これらの債務整理では、借金を3年から5年程度の期間で計画的に返済する必要がありますので、その期間は手持ちのお金で返済と生活を両立していかなくてはなりません。

自己破産が解決するまでの期間

自己破産による債務整理の場合は、自己破産と免責決定と両方の手続きが必要となります。
地方裁判所で手続きをして、自己破産では借金を払うだけの余力がないことを認めてもらう手続きをし、免責決定では、借金を支払う義務を免除してもらう手続きをするのです。
免除できる理由に該当するか裁判所で判定するために期間が設けられています。しかし、借金問題で苦しんでいる人は、高額な財産を持っていることがほとんどないために、手続きが簡略化されます。両方の手続きをまとめて済ましてしまう同時廃止が適用されるケースがほとんどとなっていて、法律事務所で相談してから、3ヶ月程度の期間内に手続きが終わることが多くなっています。
ただ、ギャンブルや浪費等の借金の場合は免責決定が下りない場合もあり、裁判官の裁量に任されることがあり、時間が余計にかかる場合もあります。

返済の義務はなくなるが

自己破産による債務整理を選ぶと、借金の返済はする必要がなくても、一定期間、信用情報機関に記載があるというペナルティがあります。
任意整理や個人再生でももちろんありますが、自己破産の場合は期間が長く、免責決定があってから7年から10年ほどになります。また、官報で名前等の個人情報の記載があったり、本籍地の破産者名簿に載ったりしますが、一般的には目に触れることがないために、周囲の人には知られにくいでしょう。ただし、手持ちのクレジットカードは使えませんし、新規にローンやクレジットカードを作成しようとしても、債務整理をしたことが分かるようになっている限りは、申し込みをしても門前払いをされる可能性が高いです。
期間が経過すれば、情報の記載がなくなり、申し込みが可能となりますので、それまで諦めずに待つようにするといいでしょう。


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