自己破産後に結婚したけど影響はないの?

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自己破産後に結婚したけど影響はないの?

官報に掲載はされるが、影響はほとんどない

自己破産後は、官報に名前と、自己破産した事実が掲載されます。
官報は、行政機関の休日を除いて毎日発行されています。それを取り寄せて読んでいる官公署や事業所もありますし、ウェブ上でも無料で閲覧できるため、見ようと思えば誰でも見られるようにはなっていますが、結婚相手の親族に見られている可能性はほとんどなく、結婚後に関わる人たちに知られる可能性も低いと言えます。
官報がウェブ上、無料で見られるのは、発行日から30日間だけであり、それ以前の官報は、有料で検索や閲覧をすることになるからです。本籍地の市町村役場の破産者名簿に記載はされますが、名簿は非公開であり、戸籍に載ることもないため、結婚で支障が出ることはありません。

遠くでやり直せば影響はほとんどない

自己破産後も、そのまま同じ地域に住み続けるとしたら、自己破産した事実を知っている人もいるため、結婚相手にそれが伝わることはあるかもしれません。
しかし、知り合いのいない遠くで新生活を始めたら、自己破産の事実を知られる可能性はほとんどないでしょう。債務返済を求めることは、法律で禁止されているわけですから、追ってくる人もいません。数年間は、ローンを組むこともできませんし、キャッシングもできませんから、収入の範囲内で暮らすことになります。
闇金融と呼ばれる人々の中には、どこからも借りることができない状況だから、と自己破産者専門に金を貸したがるケースもあるようです。そうした人とは接触しないことが大事です。

結婚相手に影響はない

自己破産後は、債務者は、自己破産者に返済を求めることはできません。もちろん、結婚相手に対してもです。自己破産した事実を誰も知らない土地で新しく再出発したら、数年はローンが組めず、クレジットカードもつくれない、という以外は、特に不便なことはありません。ローンも組まず、クレジットカードを一枚も持たずに暮らしている人はたくさんいます。
収入の範囲内で暮らすというのは、そう難しいことではなく、現に大半の人がそうやって生活しています。クレジットカードがなくても、それとほとんど同じ機能を持つ、デビットカードを使えば、現金を持ち歩くこともなく、便利に暮らせます。
クレジットカードを持たない状況と言うのは、決して不自然ではありません。


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