債務整理したらクレジットカードは持てない?
債務整理にはどんな種類があるのか?
債務整理には任意整理、個人再生、そして自己破産の3つがあります。
どれを選ぶかは債務の総額やその時の収入状況など経済事情で決めていきますが、いずれにしても債務整理を始めた時点でブラックリストに載ることになります。
まず、任意整理の場合は弁護士などに代理交渉してもらい、金利などをカットすることで返済額の減額をしていきます。これはキャッシングやクレジットカードなどの場合に選択する人が多く、裁判所を通さない為比較的低い借入額の場合に向いています。そして裁判所を通す個人再生は、さらに大幅な減額が可能です。さらに自己破産になると、債務のすべてが免除になり、借金がゼロの状態になります。自己破産も裁判所を通す為、必要な書類の提出が求められます。
ブラックリストに載るリスクとは?
このように、どの方法を選択した場合でも、弁護士を通して交渉に入ったり裁判所に申し立てする準備に入った時点ですべての返済が止まります。ブラックリストに載るのはそういう理由からです。そして、当然ですがブラックリストに載ると、所有している一切のクレジットカードやカードローンが使用停止になります。新規で契約したい場合にも、もちろん審査が通りません。
ブラックリストは、滞納の場合には完済または返済が正常に戻ってからおよそ3ヶ月?半年後、債務整理の場合は個人であれば5年間経過しないと消えません。つまり、滞納や債務整理をした場合には、それぞれ一定の期間はクレジットカードの使用や新規の契約が出来ないことになります。
クレジット機能のないカードの場合
債務整理中、または債務整理後の一定期間を経過していない時でも、契約可能なカードがあります。それはクレジットカード会社と提携したデビットカードです。
ただし、キャッシングやショッピングの立て替えが出来るクレジット機能は付帯出来ません。しかし、自分の預貯金の口座からダイレクトに支払うカードなので、現金を持ち合わせていない時には便利です。もちろん、口座に必要な残高が残っていることが前提ですが、クレジットカードを扱っているショップや飲食店で使用可能で、使い方も同じなので使いやすく、利用者は増えています。
クレジットカードは現金を所持していない時の手段として使用していたという場合には、こういったデビットカードに切り替えるのも新たな債務を抱えない為の良い方法の一つです。