自己破産後の生活を調査してみた
クレジットカードの契約は?
自己破産後は、個人であれば5年程度の期間はブラックリストに載ることになる為、当然ですがこの期間は一切のクレジットカードやカードローン、住宅ローンなどの利用が出来なくなります。
しかし、一定期間が経過し、リストから削除されてしまえば問題はありません。再び契約は可能です。また、現金を持ち合わせていない時の手段としてクレジットカードを利用していた場合には、デビットカードに変える人も増えています。
これは、クレジット会社と提携しているタイプのもので、クレジットカードでの決済を扱っている店舗や飲食店であれば同様に使えるものです。自分の口座からダイレクトに引き落とされ、立て替えではない為、審査もすぐに通る上に再び債務を抱えることもありません。自己破産をきっかけにカードの種類を変えることで、健全で便利な生活に切り替える人は増えています。
職業の制限はどれくらいあるのか?
職業にも制限があるということで、自己破産に踏み切れない人もいるようです。
しかし、実際に制限されているのは、弁護士や公認会計士、司法書士に行政書士、そして保険外交員や警備員といった限定された職業です。さらに、制限されているのは自己破産の申立てを裁判所にした時から、免責の決定が下されるまでの非常に限られた期間です。仮に弁護士や司法書士などの資格を取得したいと考えている場合には、この期間さえ外せば問題はありません。
この他には、ほとんどの職業で何の問題も制限もなく就くことが可能です。上記の職業以外に自己破産の申請中や決定が下されるまでの間に何らかの条件がつくこともありません。つまり、職業に対して、自己破産はほぼ影響しないということです。
生命保険は加入出来るの?
自己破産前に掛け捨てタイプではない生命保険に加入していた場合には、解約をしていることが前提になります。ある程度の解約金が見込まれる積立タイプの生命保険であれば、返済に充当される資産とみなされるからです。
自己破産後に再び生命保険に加入するのも、特に問題はありません。解約の時に理由を問われる場合もありますが、これは会社としての資料としてアンケートのような感覚で確認しているだけのものであり、理由が自己破産であることを告げる必要もないからです。
また、新規加入の際に過去の破産履歴を調べるといったこともありません。職業など料金支払いの根拠が分かるものを提出する程度で加入は可能です。解約後に再び加入するのが気になる場合は、破産前とは違う保険会社を選択することで解決します。